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今暮らしている場所

JUGEMテーマ:日々のくらし

 


年が明けたころから徐々に不穏な空気が訪れ、あれよあれよとこれまでと同じ生活を続けることができなくなった2020年。4月も後半にになると、勤めていた仕事も保育園もお休みに。思いがけない休息期間に入って、家族と過ごす時間が圧倒的に多くなったころ、いよいよ暮らす場所を替えたいなという気持ちがぐっと強くなりました。

 

もともと、もっと自然の多いところ、環境の良いところでくらしたい、という思いはありながらも、東京に生まれ、2歳からは多摩川超えて神奈川で育った自分にとっては仕事をしに行くところは経済の中心地、東京というのが当たり前のように染み付いたし、自分に子供が生まれてからは、近くにいる両親に助けられる場面も多く、今の生活の場所を変えることがどうにも難しいように思えていました。

 

だけど、この期間を経て、やっぱり都市に居続けることにどうにも違和感が。疾病騒動が起きてからはソーシャルディスタンスと謳われるけど、そもそも人が密集しすぎていること。幸い我が家があるのはいわゆるベッドタウンと言われる郊外で、都心からは少し離れた緑も多く広々としたところ。遠慮なく子供を外で遊ばせることができたし、家周辺で過ごすにはそこまでのストレスはなかったけれど、自分や家族が電車に乗って仕事をしに行っている以上、密を避けるって難しい。

 

そして買占められて空っぽになったスーパーの棚を子供とぽけーっと眺めながら「お金で買う」以外に食べていく術がないことにも違和感。こういう危機的状況になると畑や家庭菜園をする人が増えるし、それって人の本能だと思うけど、いくらやっても、猫の額ほどの庭の上のプランターだけじゃお腹はいっぱいにはならない現実。もちろんプランター菜園だってないよりはあったほうがいいと思うし、単に食糧という意味以外にも植物や土に触れることの癒しは大きいと思うけど、プランター買って、安全と思える土を遠くから取り寄せて、ってまた買ってるもやもや。


そして食以外にも住まいの面でもしかり。都心へのアクセスもよいわが家の家賃は毎月の出費の中のそれなりのウェイトを占めます。この先また今まで通りに働くことが難しくなった場合、何か月も収入がなかったとしたらその家賃払い続けられるかな…?そこでもお金がないと解決できない問題。都心が地方に比べて得られる収入が多かったとしても、生活全般、買う、払う以外に術がないから、お金かかり続ける、だから働き続ける、というある意味お金依存状態とも思えてくるのでした。

 

もちろんお金は今の社会を生きていくために必要不可欠なものではあるけど、社会の具合が、もしくは自分の具合がいまいちでお休みした時でも、そんなに負担にならない家賃、ちょこちょことお腹を満たしてくれる野菜や果物が育つ土のある生活だったらなんて心強いんだろうと最近は切に思います。

 

それに加え、外出禁止となり、仕事も家でする時間が圧倒的に増え、オンラインでのやり取り、ズームの導入など社会もその体制をハイスピードで整え、意外と家にいても仕事ができるという状況。また、今までお世話になっていた組織から離れて自分達がしていきたいことを仕事にしていくのだとしたら、東京のそばにいるメリットがすごく少なくなったとも感じます。

 

あくまで個人的な意見だし、こんな風に言うとまるで東京が嫌いみたいだけど、いつだってワクワクするようなアートに、ファッションに、カルチャーに触れられる東京はやっぱり楽しい街だと思う。そこで大きくなった自分にとっては居心地のいい場所もたくさんあるし、他人に対するある意味の寛容さも好き(人によっては冷たいと感じる?)。だから全然嫌いと言うことじゃないけれど、これから先をを考えたときやっぱりもっと自然に近い場所に暮らしたい!と素直に思うのでした。


では、具体的にどこに?遠出ができない5月はあれこれリサーチ。
ネットで空き家バンクを眺めたり、地方に実家のある友達、または地方で暮らす友達に生活の事を聞いたり、ここから離れて移住をした人にそれからの暮らしの話を聞いたり…。

私たちの新しい暮らし、どこで始めよう。

 

 

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